古民家暮らしの注意点

古民家暮らしの注意点

和の雰囲気と木の温もり、長らく人々に使い込まれて趣が生まれた古民家は人気の住まいとなっています。しかし実際に住む前にいくつか注意しなくてはいけないポイントもありますので、充実した古民家生活を始めるためにぜひ覚えておきましょう。
古民家には現代的にリフォームしたもの、そして建てられてからほとんど改装を行っていないものがあります。価格が安いのは当然後者ですが、水回りや電気のブレーカーなどが現代の水準にそぐわないものであることも少なくありません。また概して昔の造りの家屋というのは気密性が低く暖房が効きにくいという難点もあり、格安物件だからといって飛びつくと後から大きな出費を迫られる場合があるのです.
また古民家を購入するとなると基本は田舎に引っ越すことになります。これまでそのような経験があれば特に問題はありませんが、都会から初めて田舎に転居する際にショックを受けるのが人付き合い。地域によっては家族同然の関係を求めてくることもあり、それが煩わしいと感じる方には精神的負担となるのです。
また農地が一緒に付いてくる物件もありますが、これも勝手に売買できないことがあったりしますし、家屋からかなり離れた場所であったりすることも。こうなると管理も大変です。
どの場所であれ快適に生活ができるかどうかは心持ち次第ですので、事前にある程度注意点を把握しておくと失敗した、と感じることもないのです。

古民家暮らしをするメリット・デメリット

古民家暮らしをするメリットとしては、まず一つ目に安さが挙げられます。
近年では地方の古民家が広い土地付きながらも数百万円という格安な価格で販売されていることが多くみられます。古民家暮らしをしたいと思っている人にとって、山や畑が付いてくることは魅力的だと言えるでしょう。
しかし何に対しても言えることですがメリットがあれば、その逆も存在します。古民家暮らしをするデメリットとしては、まず最初にシロアリの問題が挙げられます。古い木造の建造物はシロアリの問題に直面することが考えられます。販売されるまでにしっかりとシロアリのケアがなされていればいいですが、購入した時点ですでにシロアリの問題が進行しているケースも多く見られます。もしも進行しているケースであれば修復を行わなければならず、数十万円から数百万円の費用が必要になってしまいます。同じ理由で雨漏りの問題も考えられます。これも修復するためには、高額な費用がかかることでしょう。